デュアルキャリアついて

アスリートとしての人生を歩んでいる人は、「人」としての人生と、「競技者」としての人生を同時に送っています。

これまでは、「競技者」としての人生を終えてから「人」としての人生を歩むという『セカンドキャリア』の考えが一般的でしたが、競技者生活を終えてから次の人生の準備をすることでは、準備期間が不十分となり新たなキャリアを送るための十分な経験を積めないことが指摘されてきました。

そのため、これからの時代を生きるアスリートは、「人」としての人生を“歩みながら”「競技者」としての人生を歩むための『デュアルキャリア』という考えを持つことが重要になっており、そのための環境整備や支援が必要になっています。

そこで、F-connectでは児童養護施設の支援活動を通して、選手自身のキャリアアップを目的とし、訪問に必要な準備から、訪問後の報告、また自身のキャリアを伝えるワークショップを実施。主体的な行動で社会との接点を増やすことを目的としています。

また、競技者としての競技力の向上と、人としての人生をより良く歩むことを同時に後押しすることで、アスリートが将来に対して抱く不安を可能な限り取り除き、パフォーマンスのさらなる向上に繋げていく事を目指しています。

【施設訪問】
・訪問施設の開拓:訪問する施設をそれぞれの地域で選手自身が探しております。
・アポイントメント:訪問日時を選手自身が先方と調整します。
・試合の招待:各施設に連絡をし、選手自身がチケットを手配します。

【活動報告】
・ブログ:選手は自身が訪問、招待した活動について、ホームページでブログ掲載し、考えを文章化することに努めています。
・報告会の実施:年末にサッカー大会、活動報告会を実施し、活動支援者の皆様に直接自身の言葉で感謝を伝えると共に、考えを言語化する機会を作っています。