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F-connectパートナーインタビューVol.2【ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所 萱野唯弁護士 】〜スポーツやエンタメの力で世の中を良くしたい〜

F-connectの活動は多くの人に支えられている。
さまざまな形でつながっているパートナーのみなさんに、F-connect代表理事を務める小池純輝がインタビューする。
第2回はヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所の萱野唯弁護士。
エンタメやスポーツを専門とする弁護士が、なぜF-connectをサポートするのか。

右:ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所 萱野唯弁護士

インタビュー=小池純輝(F-connect代表理事)
フォト=樋宮純一(ディパーチャー)
文=渡邉知晃(ウニベルサーレ)

きっかけはスポーツビジネスの勉強会

小池 本日は貴重なお時間をありがとうございます。まず、萱野さんのお仕事についてご紹介していただけますか。

萱野 仕事は、スポーツとエンタメが中心です。例えば、サッカーではクラブや連盟、選手個人からの相談も受けていますし、野球だとプロ野球選手の選手側の顧問をやっています。また、芸能事務所やアーティスト個人の仕事に加え、小さい会社から大きめの会社まで顧問弁護士として一般的な企業法務も行っています。

小池 Instagramも拝見しますが、よく野球のキャンプ地へ行かれたりしていますよね。

萱野 プロ野球の選手会の仕事をさせていただいているので、キャンプ地へ行って選手たちと会うんです。サッカーのキャンプを見に行くこともあります。2月から、ほぼ1カ月間は宮崎や沖縄にいますね。

小池 「弁護士」というと固い仕事のイメージがありますが、 スポーツやエンタメの分野を担当するにあたって気をつけているところはありますか。

萱野 例えばスポーツ選手、芸能人とか企業の経営者の方は若い方も多いですよね。こちらがネクタイをしてバシッとしていると、どうしても心の距離が縮まりにくい。身に着けるものも含めてできるだけ親しみやすい雰囲気や話し方にするようにしています。

小池 萱野さんとの出会いは、僕が横浜FCに所属していた2015年ですよね。当時、サッカー関係の知人がスポーツビジネスの勉強会に来ないかと声をかけてくださって。そこでお話しさせていただきました。

萱野 すごく覚えています。「あぁ、サッカー選手だ」って思いました。

小池 当時は28歳で、25歳のときにサッカーを仮に35歳までやれたとしてもあと10年ぐらいなのかなと漠然と考えていました。引退した時に、「自分はサッカーしかしてこなかったから何もできません」ではいけないと。サッカー界やチームの輪から出て行かないと、新しい学びや気づきがないと思い始めている時期だったんです。

萱野 確かに、スポーツの外の世界に興味はあるけど、まだ今みたいに堂々としていなくて。勇気を持って来ました!という感じでしたよね(笑)

小池 はい(苦笑)。その時は本当に必死というか、とりあえず自分と違う職業の人と会ってみようと飛び込んでいっていました。

現役選手の発信力はすごい

小池 なぜF-connectのパートナーになっていただけたのでしょうか。

萱野 本当に困った人、特に社会の中で弱い立場の人を助けたいというのが弁護士を目指したきっかけでした。スポーツ選手や芸能人のように、みんなが憧れる、発信力を持っている人たちと何か一緒に社会貢献活動をしたいなとずっと思っていました。

小池 ありがとうございます。ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所さんには、F-connectの契約書や商標のところもお手伝いしていただいています。

萱野 普通の企業でも、特にベンチャー系の若い経営者の方とかは、最初から契約とか法律に詳しいとは限りません。むしろ、わからなくて当たり前ですし、そこは私たちがお手伝いできると思っています。

小池 本当に心強いです。F-connectのどのようなところを評価いただけたのでしょうか?

萱野 選手を神輿に担ぐわけではなく、選手自身が主体的にやっているのが素晴らしいなと。

小池 僕たちが始めた頃は、選手が主体的にスポーツ以外の活動をするということがほとんどありませんでした。今は一緒にやってくれる選手も増えてきました。

萱野 当時は、むしろ、選手は余計なことをしないほうがよいとか、そういう風潮もあったと思います。

小池 はい。でも、だいぶ変わってきています。最近だと、何かやりたいけど何をしていいのかわからないとか、そういう選手から相談されることも多いです。

萱野 スポーツ×社会貢献はとても良いことだと思います。

小池 僕らは、日本代表でバリバリ活躍しているわけでもないですし、J1で長い間トップオブトップでやっているわけでもありません。有名な選手が活動するとメディアが大きく取り上げられますが、僕らは地道にやっていくしかないねという話をしています。

萱野 いやいや、それでも発信力は僕らの比じゃないというのは感じます。例えば、僕らがなにかを発信しても、「弁護士がなんか難しいことをやっている」という感じになってしまいます。Jリーガーという価値はすごいですし、現役中にやることに意味があると思います。

小池 はい。「元プロ選手」と「現役選手」だと、どうしても影響力が変わってしまいます。やはり現役のうちに少しでも与えられる影響があるのであれば、そういう活動をして、後輩たちにつなげていくというのはイメージしています。

スポーツ選手の社会貢献

小池 F-connectに期待することはありますか?

萱野 まずはサッカー選手として期待しています。僕は新潟出身なのでアルビレックス新潟を応援しているのですが、小池選手とのご縁ができてからは、東京ヴェルディの試合も見るようになりました。

小池 ありがとうございます。

萱野 新潟と対戦する各チームにもF-connectのメンバーがいたりして、選手が頑張ることで、すごい勇気をもらっています。因果関係はわからないですけど、F-connectの選手たちは本業のサッカーでも結果を出しているように感じます。

小池 ちょっと前だと「サッカー以外のことをしないで練習しろ」と言われましたけど、僕自身は社会貢献活動がパフォーマンスにもつながると声を大にして言いたいです。

萱野 スポーツ×社会貢献という中で、F-connectさんは先駆者的な立場だと思うので、もっともっと活動を大きくして 「スポーツ選手が社会貢献活動をやることがかっこいい」という文化を作ってほしいなと思っています。

小池 文化を作っていく。

萱野 海外にはそういう感覚があるじゃないですか。スポーツ選手やハリウッド俳優がチャリティーをやるのは当たり前になっています。日本もそういうふうになってほしい。私たちはみなさんをサポートさせてもらいます。

小池 ありがとうございます。最後に萱野さんの今後の目標も教えていただけますか。

萱野 先ほどちょっと話しましたが、スポーツとかエンタメの力を使って世の中を良くしたいというのがあります。世の中にはたくさん課題があって、困っている人もたくさんいます。そうした問題を解決できる可能性がスポーツ×エンタメにはあると信じています。そのためにも、スポーツやエンタメの領域でちゃんと弁護士として仕事をして、しっかりと実力をつけていきたいです。

小池 自分が世の中にどれだけの影響を与えられているのかというのはわからないですが、F-connectの活動を通じて気づかされることはあります。今後、一緒にどんな取り組みをしたいかというのがあれば教えてください。

萱野 F-connectさんに関われるだけでうれしいです。だからクビにしないでください(笑)

小池 それはこちらのセリフです(笑) 今後ともよろしくお願いします!

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ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所
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